今年もチャレンジャーデッキ、『チャレンジャーデッキ2019』が公開されました。

チャレンジャーデッキは初心者向けの商品でありながら、同じ初心者向けの商品であるプレインズウォーカーデッキとは大きく異なり、大会で結果を残したデッキを下地に、フライデー・ナイト・マジック程度のイベントであれば、開封したそのままの状態でも使用に堪えるデッキパワーに仕上げた商品です。昨年から開発発売が始まり、手頃な価格にも関わらず強力なデッキとして、経験者も買い求めるほどの人気でした。

今年のデッキも非常に強力なデッキが多く、人気が予想されますが、この記事ではより「俗」に染まって、「それぞれのデッキを組むとどれくらいかかるの?」、つまりは「一番コスパが良いデッキはどれか?」という身も蓋もないことについてまとめます。

価格ランキング

(※価格調査は2019/03/22時点。MTGGOLDFISH調べ)

1位 秘儀の手数() $113.96
2位 稲妻の猛攻()$ 73.51
3位 死に到る発見(黒) $67.95
4位 連帯する突撃() $59.11

チャレンジャーデッキは1つ$29.99ですから、一番安い「連携する突撃」ですら定価の倍近い価値のカードが入っていることになります。どのデッキも予算を大幅に上回る、かなり太っ腹な構築をしてきていることが分かります。マジック関係の商品でこれほど力が入っているものを探すのも難しいでしょう。
最も高額な「秘儀の手数」に至っては定価の4倍近い、「連携する突撃」のおよそ倍の価値のカードが収録されています。

秘儀の手数

今回の調査で最も高額と出た「秘儀の手数」を一通りおさらいしていきましょう。

まず、その価格の大きな要因が
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《弧光のフェニックス》です。
現在、GOLDFISHで$28.95、晴れる屋で1枚4,000円で販売されているので、チャレンジャーデッキの販売価格、$29.99と3,500円(税別)を考慮すると、《弧光のフェニックス》をシングルで買うよりも、「秘儀の手数」を買って手に入れる方が安上がり、とすら言えます。
昨年のチャレンジャーデッキでも、当時高額カードであった《キランの真意号》が収録された影響で価格が落ち着いたこともありましたし、今回の収録で《弧光のフェニックス》の価格が落ち着くかも知れません。

そして何よりこのデッキは、《弧光のフェニックス》に限らず、この秋のスタンダードローテーション後も使える、「寿命の長い」カードがこれでもかと詰め込まれています。

まずクリーチャー枠の
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《ゴブリンの電術師》、《つぶやく神秘家》、《弾けるドレイク》、《パルン、ニヴ=ミゼット》、《弧光のフェニックス》含めて全て次期スタンダードでも使用可能です。
クリーチャー全員ローテーション対応って冷静にコスパ良すぎです。《ゴブリンの電術師》と《弾けるドレイク》、そして《弧光のフェニックス》に至ってはモダンにも採用デッキが存在するという八面六臂ぶり。スタンダードを十分なカードパワーで楽しんで、モダン参入の足がかりにもなる、とんでもなく優秀なラインナップ。

スペル枠も手を抜きません。スタンダードのクリーチャー除去火力の代表、
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《溶岩コイル》を贅沢に4枚採用。これ、赤単の「稲妻の猛攻」でもなし得なかった快挙なんです。何で多色デッキなのに単色デッキよりも収録枚数多いんだ…?
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《標の稲妻》も2枚採用で除去に困ることはないでしょう。
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《軽蔑的な一撃》も汎用性高いですし、おそらく
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《否認》も再録されて延命されるでしょう。
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《急進思想》も当たり前のように4枚収録。スペル連打戦略がしばらく楽しめる、相当お得なデッキです。


後半は「秘儀の手数」を大幅に推す内容となりましたが、実際「秘儀の手数」は今回発表されたチャレンジャーデッキの中でも頭ひとつ抜きん出た魅力を持っています。
「秘儀の手数」に限らずチャレンジャーデッキはどれも価格以上の魅力ある商品です。
既に予約を受け付けている店舗や、中には定価を上回る価格で販売を検討している店舗もあるようですが、チャレンジャーデッキでスタンダードのトーナメントデビューを検討してみてください。