特に忙しかったという訳でもなかったのですが、「ラヴニカの献身」環境が思いの外面白くて、何となく記事を書く時間が取れず、気づいたらこんなに更新時期が空いてしまいました。その間毎日代わり映えのないこのブログを飽きもせず訪問してくださった方々がいたようで、その節はどうもお世話になりました(?)
ともあれ、更新のない間にマジック周りでは色々あったようで、ザッとダイジェストでお送りします。
自分並に最近マジック追っていなかった人などのお役に立てば幸いです。

「ラヴニカの献身」発売

やはりこれを措いてはここ最近のマジックは語れないでしょう。「ラヴニカの献身」が発売し、いよいよスタンダードに10種類のショックランドが全て揃ったことになります。近年のエキスパンションの慣例だと、秋と春のセットでレア2色土地が出揃うので、春から秋にかけて土地にそこまで悩まない構築ができていましたが、今回は冬のセットでレア2色土地が出揃い、これから半年以上、土地での制約がほとんどない、快適なスタンダードライフが約束されています。これはかなり大きいです。
また同時に、ギルド門を始めとした門シナジーを重視したデッキが成績を残しており、レア土地を抑えた多色デッキという選択肢が新しく現れました。依然存在感を示す単色デッキとともに、レア土地に中々手が出ない層にもスタンダード参入のチャンスを提供し続けております。

驚くべきは「ラヴニカの献身」のバンドルには、「ラヴニカの献身」新規アートでの基本土地が、「ラヴニカのギルド」と同じくフォイルつきで封入されていました。これらはプレインズウォーカーデッキにも封入され、日本語版も手に入ります。ただし、「ラヴニカのギルド」の平地と同じく、「ラヴニカの献身」の沼は日本語版が印刷されていないようで手に入らない状態です。
「ラヴニカの献身」デッキビルダーセットに封入されている基本土地が「基本セット2019」のものであることが一部で話題になりました。「ラヴニカのギルド」の日本語版平地が収録されていなかったので、「ラヴニカの献身」のデッキビルダーセットで収録されることを期待していたのですが、デッキビルダーセットの基本土地が「基本セット2019」のものであるということに驚かされました。パッケージにはあたかも「ラヴニカの献身」の基本土地が入っているようなイメージが印刷されているのに、開けてみると「基本セット2019」であったことは大変な驚きを生みました。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト本社に確認しましたが、
「『ラヴニカの献身』デッキビルダーセット封入の基本土地へのフィードバックは社内で共有した」
「『ラヴニカのギルド』平地と『ラヴニカの献身』沼の日本語版は存在しない。今後これらを収録するかは検討していく」
といった調子で、それ以上の情報を得られませんでした。

禁止改定発表

禁止改定が発表され、モダンにおいて《クラーク族の鉄工所》が禁止になり、これを使ったコンボデッキ、通称KCIは事実上消滅しました。
KCIはとにかく使うのが難しく、ゲーム時間が長引きやすいこともあり、あらゆる意味で「敷居が高い」デッキでした。マナの支払いと誘発型能力のルールを逆手に取った、屁理屈じみた挙動が個人的には不愉快ではあったので、KCIの消滅によって不愉快な挙動を見ずに済むようになったことは喜ばしいです。しかし、元凶のルール自体には何の修正も入っていないため、今後もまた別なデッキがこのルールを逆手に取らないとは言えません。

《運命のきずな》

「ラヴニカの献身」のプレビュー段階から《運命のきずな》を使ったデッキでの活躍が噂されていた《荒野の再生》と《成長のらせん》。やはり前評判通り、《運命のきずな》デッキでの確かな活躍を見せ、その躍進に貢献しています。
反面、その影で特にマジックアリーナにおいて、《運命のきずな》が少々問題のある活躍の仕方をしています。
通常の卓上マジックにおいて、ライブラリーが《運命のきずな》のみまたはそれに準じる状態になり、《運命のきずな》によって追加ターンを得る中で勝利条件に近づくなど、ゲーム上有意な変化を生むことなく《運命のきずな》を唱え続けようとする場合、何度《運命のきずな》を唱えるかを宣言し、その回数行ったものとしてそこから《運命のきずな》を唱えないことを選ばなければなりません。延々と《運命のきずな》を唱え続けることはルールで禁止されています。
しかしアリーナでは《運命のきずな》を唱えるばかりで一向にゲームが進まない状態でも、誰からも止められることはありません。つまり例えば、次の相手のターンでどうやっても負けるという場面で、《運命のきずな》を唱え続けて時間を稼ぐことは許されていませんが、アリーナならばやり放題です。延々とターンを繰り返し、相手が投了するのを待つ寸法です。
実際、今回シェンハー選手の配信で、勝ち目がないのにひたすら《運命のきずな》を打ち続けた対戦相手が現れました。
《運命のきずな》については、多くのマジックプレイヤーたちがどうあるべきかについて意見を交わし合っています。